つい最近まで、HTML的にValidなことが重要だと考え、できるだけValidなHTMLになるよう心がけてきたが、そんなことは何の意味もないと思い直し、どのブラウザでも大きな問題なく表示ができるHTMLを書くようにした。

HTML的にValidであることで得られるメリットはなんだろう?

SEO的にポイントが高い……僕が英語の先生なら、文法的に間違っているものは減点するけれども、見知らぬ街角で困っている外国人ならば、文法よりも中身を評価する。
サーチエンジンは「英語の先生」じゃなくて、「困っている外国人」の気持ちに近い判断を下していると思う。サーチエンジンに質問するときは大概困っているときだから、そんなときは文法どうのこうのよりも、質問に対する良い答えがありそうなものを上位表示してほしいからね。

将来的にも問題なく表示されることが保証される……そんなことは多分無いと思う。
IE6対応にコストが掛かりすぎるので、対応打ち切り、っていうサイトを最近見かけるようになったけど(例えばYahoo!Japan)、同じように、ブラウザを作っている人たちが「HTML 2.0対応にはコストが掛かりすぎるので、対応を打ち切ります」っていうことは十分ありえる。いや、無いことを望むけれども。


HTML的にValidであっても、ブラウザのバグで表示が大きく崩れたり、まったく観覧できるような状態に無いものができるのなら、Validにこだわる必要は無いんじゃないかな。
HTML的にValidで、かつ、ブラウザのバグを避けるためにトリッキーなハックを使うくらいなら、HTML的にinValidでも後で見たときに分かりやすい書き方にする方がよいと思う。作る人にとっても、見る人にとっても。

パソコンでも、携帯でも、スマートフォンでも、PHSでも、iPadでも、きちんとバシッと表示できる方が大きな価値がある。
HTML的にValidで、しかも表示も全く問題なし、ってのが最高だろうけれども、なかなかそうは行かないのであれば、HTML的にValidにこだわってあれこれするよりも、inValidでも主要ブラウザで表示に問題ない方法でケリをつけて、コンテンツを充実させたほうがよっぽど価値があると思うわけです。